カラコンの安全な着色方法・昨今主流となったサンドイッチ製法
アイライナーやつけまつ毛と並んで、目元を強調する手段としてより可愛らしく印象的になれるカラコンは、今や若い女性を中心に必須とも言って過言ではないアイテムです。
ただ、その安全性について不安視しているというかたも少なくありませんし、実際、過去に粗悪なカラコンが出回って目のトラブルが相次いだことが問題になりました。
しかし、現在では日本国内の市場にあるカラコンを高度管理医療機器として管理していますので、安全基準をクリアして承認を得た商品しか扱われていないという点では安心です。
また、そんな中、瞳に優しいカラコンの製法も確立され、多くのレンズに「サンドイッチ製法」が用いられるようになっており、日本国内で購入できるカラコンはこのサンドイッチ製法に移行してきています。
カラコンはレンズに着色が施されていますが、その色素が目に触れしまうことで角膜を傷つけたり、炎症を引き起こす可能性があるいうのが問題視されていました。
そこで、色落ちを防ぎ、色素が直接目に接触してしまうことがないように、レンズとレンズの間に挟み込む方法が採用されるようになったのです。
この製法ですと、色素が流れ出してしまい目に悪影響を及ぼすといったリスクが軽減され、初心者でも安心して装着することが可能になります。
ただし、2枚のレンズを用いて作られることから、どうしてもレンズの中央部分に厚みが出てしまうことがデメリットです。
使い続けていれば馴染んでいきますが、目の中に入れた際に異物感を覚えやすくなる点には注意が必要になります。
さらに、厚いことから指に乗せてもお椀型をキープしやすく、ケアが必要になる2ウィークやマンスリータイプのカラコンが扱いやすくなるというメリットもありますが、この厚みの分だけ酸素透過率も低下して瞳の呼吸が妨げられてしまいますので、目が疲れやすく、乾燥を感じがちです。
適切に目薬を使用し、装着時間を調整するなど、瞳にストレスを与えない安全な使いかたを心がけながら対処していくことをおすすめします。